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二重を考慮して挙筋腱膜前転術を行う~眼瞼下垂手術

よだ形成外科クリニックの依田です。先日同級生のS先生が手術の見学に来ました。S先生は眼科医で、形成外科の勉強もしています。定期的に私のクリニックに来てくれて手術の勉強をしていきます。私の手術でよければ、いつでも勉強に来て下さいね。また年末にお会いしましょう。今度はゆっくりと飲みに行きますか。
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眼瞼下垂を説明したTV番組が最近続けてありました。その番組の影響でしょうか、患者さんの方から眼瞼下垂ではないでしょうかと診察を希望される方が多くなってきています。

眼瞼下垂にはいくつかの病態がありますが、多いのは腱膜性眼瞼下垂という病態です。眼瞼下垂の特徴は、黒目の半分ほどがまぶたにかかり、眠そうに見える、まぶたのくぼみ、二重のラインの乱れなどと午後になるとまぶたの重みや頭痛や肩こりの随伴症状を伴うことがあります。

また、一重の人は二重の方に比べると黒目の見え方が悪く、一見眼瞼下垂のように見えます。

腱膜性の眼瞼下垂というのはまぶたを引き上げるスジ(腱膜)と瞼板という軟骨の付着部分がゆるんでいる状態で、頑張っても力が伝わらず、まぶたが開きづらくなります。

単に一重や皮膚が重くて目が開けづらいのか、それとも腱膜性の眼瞼下垂なのかは、眼瞼下垂手術に関わっている形成外科専門医ならおそらく診断が可能です。

過去には他院眼瞼下垂ではないかと診察希望したところ実は眼瞼下垂なのに、違うと言われ、ヒアルロン酸を上眼瞼に注入され、余計重くなったという方や、逆に眼瞼下垂ではないのに、あなたは眼瞼下垂だから自費の手術の方がいいとすすめられ、不必要な挙筋腱膜前転術を行われ、高額な治療費を支払い、びっくり目になって来院された方もいます。
保険診療の場合でも、二重を考慮に入れないでまぶたを切開し、どうしようもない左右差に仕上げられてくることもあります。

先ほど「おそらく」と申し上げたのは、形成外科専門医であっても眼瞼下垂の診断ができなかったり、あるいは治療費をかさ上げするため不要な手術をすすめ、実際行ってしまうケースをたまに見るからなのです。

挙筋腱膜前転術を行う際には保険診療だろうが、自由診療だろうが即決しないでいくつかのクリニックにて診察を受けて判断することが大事だと思います。

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    術前。左側はくぼみが出現している眼瞼下垂です。
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    術前上方視。
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    手術直後。腫れも少なく直後より眼瞼下垂が改善しています。
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    出血を少なく展開すると結果が良くなります。
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    挙筋腱膜を瞼板に前転固定しました。
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    術後1ヶ月後。通常は1ヶ月目くらいから開いてくる感じがしてきます。
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    術後2ヶ月後。左右差は術後3-6ヶ月で良くなってきます。
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    術後6ヶ月目。安定しました。
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    術後6ヶ月目上方視。スムーズな上方視が可能です。
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    術後6ヶ月目閉眼。キズは時間と共に馴染んでいきます。

よだ形成外科クリニック 仙台駅前 美容外科・形成外科・美容皮膚科
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by y-aesth-plast-cli | 2012-10-23 17:09 | 眼瞼下垂手術・二重 | Comments(8)  

フェイスリフト~ラテラールスマセクトミーの経過をみてみる

よだ形成外科クリニックの依田です。10月11、12日と日本美容外科学会JSAPS)に参加してきました。開場は品川のグランドプリンス高輪。学会には機会展示のブースがあり、そこを見ることで手術器械やレーザーなどを間近で見て勉強することができます。
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最近の傾向はまた、レーザーやレーザーに準ずるノンサージカルの治療器がほとんどで、美容皮膚科の第2次ブームが到来している感じがしました。

私のクリニックでは流行に反して?手術が治療の大半を占めているので、手に馴染む手術器具をさがそうと展示ブースを訪れたのですが、ちょっと拍子抜けでした。みんな手術をしないのかな?

東京警察病院形成外科での先輩で私をよくかわいがってくれる福岡の増田先生がこの度開業をされました。クリニック名は「天神形成外科クリニック」。10月1日に開業をされ、何かと忙しいのに、早めに東京に来ていただき、先輩の景気づけに銀座久兵衛にてランチをしました。銀座のお鮨は実は私は初めての体験。美味しかったです。納得のおあいそで安心でした。
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夜はこれまた先輩の関谷クリニック南青山の関谷先生と一緒に六本木ミッドタウンのアラガンジャパン本社でボトックスVISTAのミーティングに参加して、その後食事をしました。
クリニックを離れても今回もゆっくりは出来ませんでしたがとても楽しいひとときをすごせました。
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顔のたるみ、引き上げの改善はフェイスリフトが利にかなっています。たるみは皮膚のみでなく、皮下もゆるんでいるためにそれぞれの層を引き上げて固定することがベストです。

フェイスリフトと称して耳の周りの皮膚を切り取り、縫合するだけのものを多々見受けますが、あれはキズが出来るだけで何の意味もありません。

自分の行うフェイスリフトは、皮膚の剥離を広く行い、次にSMAS(スマス)という表情筋およびその筋膜組織を剥離し、外上方へ引き上げ固定を行い、余剰皮膚を切除するというラテラールスマセクトミーという手術方法を行っています。リガメントの再縫合までは行っていません。

皮膚を切ればキズが出来ますので耳の輪郭に沿って切除、縫合を行いなるべくキズが目立たないよう細かく縫合をします。耳の前をばっさり縦にキズを作るのは美しくありません。

この手術を自分1人で行うので片側につき少なくとも2時間くらいは必要です。両側で4時間は必要です。剥離範囲も広いため、私の場合は麻酔科のドクターに依頼して全身麻酔で手術を行っています。

ラテラールスマセクトミーの場合、3日ほど圧迫包帯、7-10日抜糸、腫れや内出血は14日くらい見た方がいいかもしれません。
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            術前正面。ラテラールスマセクトミーを行います。
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              術前右斜位
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              術前左斜位
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         術中所見。スマスを剥離して引き上げて固定します。
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         術中所見。余剰皮膚を切除して耳の輪郭に沿って細かく縫合します。
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              4日目。左側のように腫れて、内出血を来すことがあります。
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              1ヶ月目。腫れが落ち着いてきました。
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            4ヶ月後右斜位。耳の輪郭に沿って縫合をすれば男性でもキズは気になりません。
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            4ヶ月後左斜位。術後の結果は長期にキープしていきます。


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by y-aesth-plast-cli | 2012-10-15 17:41 | たるみ・フェイスリフト | Comments(13)