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陥没乳頭修正術~乳管の温存をはかる

こんにちは、よだ形成外科クリニックの依田です。
先日、といっても1月ですが、塩釜にあるお鮨屋さんの「大入寿司」に行ってきました。塩釜港周囲には多くのお鮨屋さんがあり、それぞれがこだわりを持って仕事をしています。その中でも、大入寿司には、私の相棒である(今は一緒に働いていませんが)Sドクターと忘年会や新年会を兼ねて、大変お世話になっています。大将は、仕事に対する考え方が職人気質で、私の仕事のモチベーションにも良い影響を頂いております。大変おいしくつい飲み過ぎてしまいます。このあいだは、聖域である職場を見させていただいて感激しております。
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最近、陥没乳頭の問い合わせが増えております。手術した患者さんから協力を得られたので、写真を含めて説明をしましょう。

刺激を与えて乳頭が出てこないレベルはまず、手術療法の適応です。手術は、授乳の可能性がある場合には、乳管の温存を計ります。
吸引器具による矯正療法で、皮膚に障害を来したという患者さんがいました。吸引器具療法には適応がありますので注意して下さい。

手術は、陥没している領域を切開し、そこから乳管を丁寧に鈍的に剥離していきます。陥没乳頭は乳腺から乳頭への乳管が癒着しているため、この操作が極めて重要になります。
乳頭が引き込まれなくなったら、再陥没を防止するため、作成した真皮弁(皮下組織)を乳頭内に橋渡しします。特に重度な陥没乳頭手術はこの操作が極めて有効といえます。
そして両側にZ形成術という皮弁の入れ換えをして、乳頭を立たせます。乳頭への血行を断ち切らない丁寧な手術操作が必要です。
最後に再陥没を防止する矯正器具を装着します。この器具は東京警察病院形成外科勤務時にお世話になったメーカーさんの開発器具で、今でも重宝をしています。固定具は1ヶ月ほど装着します。その後は下着で圧迫されないようソフトスポンジでケアをしていきます。仕上がりには 約3ヶ月が必要でしょう。
  
尚、授乳を目的とする陥没乳頭手術健康保険治療の対象となります。

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術前左側。重度の陥没乳頭

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手術直後。真皮弁による橋渡しとZ形成術で立ち上がりました。乳管を温存してあります。矯正具を装着します。

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2週間後。この矯正具は大変有用な器具です。約1ヶ月装着します。

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40日後。下着で押されないような工夫をしばらく行っていただきます。


よだ形成外科クリニック 仙台駅前 美容外科・形成外科・美容皮膚科
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by y-aesth-plast-cli | 2011-02-28 18:10 | 乳房・乳頭 | Comments(6)  

眼瞼下垂(挙筋腱膜前転術)~術後7ヶ月の経過

こんにちは、よだ形成外科クリニックの依田です。
最近当クリニックへ「よだ整形外科」という名前で問い合わせされることが多くなっています。なので、形成外科美容外科と整形外科について簡単に説明をしたいと思います。

整形外科は、骨と筋肉をメインに扱う外科です。美容外科のことを「整形外科」と呼んでいるのを見かけますが、これは間違いです。「美容整形」とも聞くこともありますが、正式な標榜科ではありません。整形外科にて美容外科を扱うことはありません。

形成外科は体の見栄えの悩みを外科的に正常に近づける診療科です。顔面の骨折は形成外科で扱います。皮膚のできものも扱います。ガンを取った後の再建なども行います。

美容外科は現在、形成外科を習得して美容外科を専攻する道と形成外科以外を経験してから美容外科を専攻する道の2つが主のようです。私は前者でして、美容外科形成外科に含まれるとの考えで形成外科専門医を取得して美容外科を専攻しています。
後者の道で美容外科を診療しているドクターは数多くいますが、実のところ私にはあまり知り合いの先生はいません。
どちらの道が良いかは良き師匠や先輩に出会い、正しい手術手技を身につけられるかが鍵だと思います。
自分が形成外科を診療していたから言えることですが、形成外科の経験は美容外科に取って役立つことばかりです。美容外科を志す方には是非形成外科の専門医を取得してから美容外科に取り組むことをおすすめします。
最近は、手術が出来ず、レーザーや注入などのみで対応する「美容外科医」が急増しています。もちろんこれらは大事な手技ですが「外科」ですから、手術が出来ないと外科医とは呼べないでしょう。

まとめると、私は形成外科専門医を取得して美容外科を行っている「形成外科医」となるのでしょうか?美容外科医と呼ばれるより形成外科医と呼ばれる方がうれしいなぁ。
そうそう、クリニックは「よだ整形外科」でなく「よだ形成外科クリニック」です。お間違えのないように。

眼瞼下垂は瞳がまぶたにかかり、眠そうな雰囲気となるばかりか、頭痛や肩こりなどの原因となることが知られています。
私は、眼瞼下垂手術は主に眼瞼挙筋腱膜の前転術をメインに手術を行っています。手術は全切開法に準じて切開した後、眼窩隔膜内に入り、挙筋腱膜を剥離、前転させ瞼板に挙筋腱膜を固定していきます。
術後の腫れが少なくなるよう、特殊な電気メスを使用して行っています。
本日紹介します方は以前に紹介した方の経過観察です。

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術前(右>左の眼瞼下垂)
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術前閉眼
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術直後
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手術後7ヶ月後。挙筋機能は良好です。
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手術後7ヶ月閉眼。手術のキズ跡はお化粧をしていますが、目立つことなく仕上がっています。



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by y-aesth-plast-cli | 2011-02-21 14:53 | 眼瞼下垂手術・二重 | Comments(2)  

下まぶたのたるみ・ふくらみの改善~ハムラ法

こんにちは、よだ形成外科クリニックの依田です。
昨年の6月に開業して早8ヶ月が過ぎました。弱小クリニックにもかかわらず、最近は関東以西の患者さんにも受診していただき感激しております。みなさんの期待に添う手術結果を出すべく、海外の美容外科形成外科の医学雑誌なんぞまた購入して勉強を始めました。(なにかと忙しくそれどころではなかったのです。)

 ホームページのメールのお問い合わせの件でお願いがあります。携帯からの問い合わせの場合、ドメインの設定をよろしくお願いします。「info@yoda-clinic.jp」です。パソコンから返信ができないことがあるため、お手数ですがよろしくお願いします。


 下まぶたのふくらみたるみは疲れの印象を与えたり、老けてみられる要因となります。地下鉄に写った自分の顔でびっくりすることがありますよね。

 影があるのだからヒアルロン酸などでへこんでいるところを治そうと安易に考えるのは得策ではありません。膨らんでいるのだから、注入をすると、かえってふくらみが大きくみえることがあります。後ほど横から見た写真で説明しましょう。

 皮膚を切らず、結膜側から脂肪を取ればいい?私はおすすめしていない方法です。おまんじゅうのあんこだけ抜いたらどうなりますか?皮は余りますよね。

 ある程度の皮膚の弛みが生じた場合は、皮膚と筋肉の処理も必要と考えています。また、年齢による変化は、眼球を入れている眼窩周囲(骨の縁)のボリュームが減ることで現れてきます。出てきたふくらみ(脂肪)を取ってしまうなんてもったいない、これを利用した手術を行っていきます。

 私の行っている下まぶたのたるみ、ふくらみの改善手術の基本は、
(左眼です。上まつげから下まつげの方向へ見下ろした写真。大事な写真なためコピーライトをかけさせていただきました)
①睫毛下で皮膚、眼輪筋を切開 
②ふくらみ(脂肪)の袋を骨の縁まで展開
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③ふくらみの袋を開放して
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④袋を伸ばして骨の縁に移動し
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⑤骨膜に固定する
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⑥眼輪筋と皮膚を外上方へ引っ張って固定(余剰皮膚は切除)

を行っています。アカンベーにはなりません。この部位のキズは丁寧に縫合すれば分からないほどになります。これはハムラ法、正確にはハムラ変法に準じている手術になります。

 ダウンタイムはほぼ7日程度でお化粧にてカバーできるでしょう。

 影が出なくなり、頬も移動させた脂肪で高くなります。最小の侵襲で、若いお顔の印象が得られるすばらしい手術といえます。

 下眼瞼を展開するのは結構テクニックがいる手術です。操作が雑だと袋を破ってしまいます。頬骨骨折の手術で同じような展開を研修医の時から行っていましたので得意ですよ

あなたが選ぼうとしているクリニックは本当にハムラ法(ハムラ変法)ですか?


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術前。下眼瞼のふくらみとたるみ(+)。脂肪だけ取る手術はかえって老けてしまう。
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術後3ヶ月。影が出なくなったばかりか、目元の形態もよくなりました。
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術前斜位。注入をしても出てきたふくらみは変わらない。
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術後3ヶ月斜位。ふくらみを移動させたため、頬も高くなり形態が良くなりました。

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by y-aesth-plast-cli | 2011-02-04 19:14 | ハムラ法、下まぶた | Comments(5)